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自分振出しの小切手・銀行の自己宛小切手について|宅建試験

宅建(民法)

用語の説明

自分振出しの小切手とは 

自分(自己)名義の口座から振出される小切手で、支払いの確実性はありません。故に、有効な弁済の提供となりません。

銀行の自己宛小切手の違いとは

銀行の支払保証がある小切手で、支払いの確実性があります。故に、有効な弁済の提供となります。

違いについて

ポイントは、小切手の信頼性の違いです。ここで言う信頼性とは、小切手が不渡りになるかどうかを意味しています。小切手が不渡りになると、その小切手は支払いができないため、紙切れ同然で無価値です。

当然個人よりも銀行がバックについている小切手の方が、不渡りになる可能性は低く、信頼できる小切手と考えられますので、信頼性で比べると以下のように整理ができます。

銀行の自己宛小切手 > 自分振出しの小切手

過去問/出題のポイント

試験では、以下のように弁済の提供に絡めて出題されていました。

AはBとの間で、土地の売買契約を締結し、Aの所有権移転登記手続とBの代金の支払を同時に履行することとした。決済約定日に、Aは所有権移転登記手続を行う債務の履行の提供をしたが、Bが代金債務につき弁済の提供をしなかったので、Aは履行を拒否した。この場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。

  1. Bは、履行遅滞に陥り、遅延損害金支払債務を負う。
  2. Aは、一旦履行の提供をしているので、これを継続しなくても、相当の期間を定めて履行を催告し、その期間内にBが履行しないときは土地の売買契約を解除できる。
  3. Aは、一旦履行の提供をしているので、Bに対して代金の支払を求める訴えを提起した場合、引換給付判決ではなく、無条件の給付判決がなされる。
  4. Bが、改めて代金債務を履行するとして、自分振出しの小切手をAの所に持参しても、債務の本旨に従った弁済の提供とはならない。

 正解は3です。